
グレーカーテンで理想のインテリアに!おしゃれに見せるコツをご紹介
「お部屋のカーテン、何色にしよう?」
そのように悩んでしまったときは、グレーを候補に入れてみてはいかがでしょうか。
「無難な色」と思われがちですが、実は、どんなインテリアにも馴染み、空間をグッとおしゃれに見せてくれる、魔法のような色。
今回は、グレーの持つ特性や、グレーカーテンの魅力についてを徹底解説します。
明るさが異なるグレーの印象の違いから、インテリアテイストに合わせたコーディネート術まで、グレーカーテンを最大限に活かすためのヒントをたっぷりご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
グレーにはどんな特性があるの?

言うまでもないことですが、グレーとは、白と黒を混ぜ合わせた色のことです。
白い絵の具に黒を少しずつ加えていくと、だんだん薄いグレーになり、さらに黒を加えていくと濃いグレーになっていきますよね。
このように、白に近い薄めのグレーから、黒に近い濃いめのグレーまで、幅広い明るさがあります。
赤や青、黄色などの色味は「有彩色」と呼ばれるのに対し、グレーは、白や黒などと同様に「無彩色」にあたります。
しかし、あたたかみが加わった「ウォームグレー」や、青みがかった「クールグレー」のように、ごくわずかな色味を含むタイプも存在します。
これらは厳密には有彩色に分類されることもありますが、見た目には「グレー」として認識されます。
したがって、「グレー」といっても、明度やわずかに含まれる色味によってさまざまな種類があり、それぞれ異なる印象を与えます。
代表的なグレーの種類5選

ここからは、グレーに分類される代表的な5つのカラーをご紹介します。
ライトグレー(薄いグレー)
ライトグレーは、明るく淡いグレーです。
膨張色である白に近いため、空間を広く明るく見せる効果があります。
ミディアムグレー(中間的なグレー)
ライトグレーとダークグレーの中間くらいの明るさを持つグレーです。
明るすぎず暗すぎずバランスがとれているため、どんな色とも馴染みやすく、幅広いインテリアに使用できます。
ダークグレー(濃いグレー)
黒に近いグレーをダークグレーといいます。
シックでモダンな印象を与え、落ち着きと重厚感をもたらします。
黒ほど重くなりすぎず、ほどよく空間を引き締めてくれます。
ウォームグレー(あたたかみのあるグレー)
わずかにベージュやブラウン、赤みなどが混ざったグレーです。
グレー特有の冷たさがやわらぎ、あたたかみを感じさせるので、ナチュラルインテリアとの相性が抜群です。
クールグレー(冷たい印象のグレー)
わずかに青みが混ざった、冷たさを感じさせるグレーです。
スタイリッシュな印象を与え、モダンな空間にマッチします。
グレーカーテンの魅力
さまざまな種類があるグレー。
そんなグレーを「カーテン」としてお部屋に取り入れたときに生まれる効果について見ていきましょう。
どんなインテリアにも調和する
グレーは基本的に色味を持たず無彩色に近い性質を持つため、ほかの色を邪魔しません。
どんな色のインテリアアイテムとも自然になじみ、空間全体をまとめる役割を果たします。
たとえば、カラフルなクッションやアートを飾っても、グレーのカーテンが背景になることで、それらのアイテムがより引き立ちます。
北欧風の明るい木製家具にも、モダンなモノトーンの家具にも、クラシックなアンティーク家具にも、不思議と違和感なく溶け込んでくれるのがグレーカーテンの大きな魅力です。
インテリアテイストをどうするか迷ったときや、将来的に模様替えの可能性がある場合でも、グレーカーテンなら安心して選ぶことができます。
落ち着いた空間を演出する
グレーは、心を落ち着かせ、リラックスさせる効果がある色です。
鮮やかな色のように刺激が少なく、気持ちが穏やかに。
寝室やリビングなど、くつろぎを重視したい空間にぴったりです。
濃いめのダークグレーを選べば、よりシックな雰囲気を演出でき、都会的でモダンな印象を与えます。
お部屋を明るく見せる
「グレーカーテンは部屋が暗く見える」と心配される方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ライトグレーなら、部屋を広く・明るく見せる効果があります。
白に近い色であり、壁の色と馴染みやすく、圧迫感を抑えることができます。
日中の光をやわらかく取り込み、空間に軽やかな透明感を与えてくれますよ。
グレーカーテンと照明の関係
グレーカーテンは、基本的に色味を持たないため、照明の色(光の色温度)による影響を受けやすいアイテムです。
照明の色には主に「電球色」と「昼光色」がありますので、それぞれがカーテンの見え方にどう作用するかについてご紹介します。
電球色(あたたかい光)

電球色はオレンジがかった暖色系の光で、リラックス効果が高いとされています。
ホテルやカフェのような、落ち着いた空間によく使われます。
電球色の照明を使ったお部屋にグレーカーテンをかけると、グレーにあたたかみが加わり、よりやわらかい雰囲気に。
特に、黄みや赤みを含むウォームグレーのカーテンは、電球色によってそのあたたかさが強調されます。
昼光色(青白い光)

昼光色は青みがかった白色で、太陽光のような、爽やかでクリアな印象の光です。
集中力を高める効果があるとされ、オフィスや勉強部屋などによく使われます。
昼光色の照明を使ったお部屋にグレーカーテンをかけると、グレー本来のクールさや無機質さが際立ち、シャープでモダンな印象に。
特に、青みのあるクールグレーのカーテンは、よりその特徴が強調されます。
グレーカーテンはこんな方におすすめ
これまで、グレーという色がもつ特徴やグレーカーテンの魅力についてご紹介してきました。
結局、私の家にはグレーカーテンが合うのかな?と疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここからは、特にどのような方にグレーカーテンがおすすめなのか、具体的な好みに合わせてご紹介します。
ミニマルでスタイリッシュなモダンインテリアがお好きな方

ミニマルな空間や、モダンインテリアを好む方には、グレーカーテンが最適です。
グレーは基本的に色味を持たないため、余計な色を加えることなく、空間に都会的で落ち着いた印象をもたらします。
特に、ダークグレーのような濃いめのカラーは、モノトーンやメタリックな家具と相性が抜群です。
装飾を抑えつつも、上質でスタイリッシュな空間に仕上げたいとき、グレーカーテンを取り入れてみてくださいね。
ナチュラルでかわいい雰囲気の北欧インテリアがお好きな方

あたたかみのある木製家具や、明るい色合いのファブリックを取り入れた北欧インテリアがお好きな方にも、グレーカーテンはおすすめです。
特に、ライトグレーやウォームグレーは、木の色と自然に調和し、空間全体がやさしい印象に。
白い壁や天井などといった明るい内装と組み合わせることで清潔感を保ちつつ、北欧らしいほっとするような空間を作り出せます。
カラフルな小物や植物を飾っても、グレーが背景となってそれらの魅力を引き立ててくれますよ。
賃貸物件で暮らしている方

賃貸物件にお住まいの方にも、グレーカーテンはおすすめの選択肢です。
賃貸物件では、壁や床の色が決まっているケースが多く、インテリアの選択肢が限られがち。
そんなとき、どんなテイストにも合わせやすいグレーのカーテンは、失敗が少なく、安心して選べます。
また、引っ越しなどで内装や家具の色が変わっても、ほとんどの場合、グレーならそのまま使い続けられます。
飽きがこない色で長く愛用でき、自分のライフスタイルの変化にも柔軟に対応できる万能さも、グレーならではのポイントです。
グレーカーテンでおしゃれなインテリアにする3つのポイント
グレーカーテンはそれだけでも十分魅力的ですが、工夫次第でお部屋はもっとおしゃれになります。
ここでは、グレーカーテンを最大限に活かし、インテリアをワンランクアップさせるための3つのポイントをご紹介します。
①配色のバランスを意識する

おしゃれなインテリアにする上で最も大切なのは、色のバランスです。
特に、グレーカーテンを主役にする場合は、部屋全体の色の割合を意識しましょう。
一般的に、インテリアの配色は「ベースカラー(床、壁、天井など広い面)」70%、「メインカラー(家具、カーテンなど)」25%、「アクセントカラー(小物、クッションなど)」5%を目安にするとよいとされています。
グレーカーテンは、メインカラーにあたります。
たとえば、壁(ベースカラー)が白の場合、カーテン(メインカラー)をグレーにすることで、空間に落ち着きと引き締め効果をもたらします。
さらに、小物をいくつかアクセントカラーとして加えることで、単調にならず、洗練された印象になります。
グレーが多すぎると部屋が重く見えたり、逆に少なすぎると存在感が薄れたりするので、全体の色の割合を考慮してみましょう。
②明度を変えてアクセントをつける

グレーには、ライトグレーからダークグレーまでさまざまな明るさがあります。
この明度の違いを上手に使うことで、コーディネート上級者になれます。
たとえば、壁が明るいライトグレーなら、カーテンは少し濃いめのミディアムグレーを選ぶと、空間に変化やリズムが生まれます。
逆に、壁が濃いめのグレーなら、カーテンを明るいライトグレーにすることで軽やかな印象になります。
また、カーテンはグレーの無地、クッションカバーは柄物でグレーを取り入れるなど、柄や素材感で変化をつけるのも効果的です。
明度の異なるグレーを組み合わせることで、グラデーションのような奥行きが生まれ、洗練された印象の部屋になります。
③相性が良い色を組み合わせる

グレーはどんな色とも相性が良い万能カラーですが、より効果的にお部屋をワンランクアップさせる色の組み合わせをご紹介します。
グレー×ホワイト・ブラック
この組み合わせは、モダンでスタイリッシュなモノトーンインテリアを作る基本です。
グレーの濃淡を意識することでグラデーションが生まれ、クールながらも表情豊かな空間になります。
また、使う色を絞り込めるため、お部屋づくりに慣れていない方でも手軽にインテリアコーディネートができます。
グレー×アースカラー
アースカラーとの組み合わせは、ナチュラルであたたかみのある雰囲気が好きな方におすすめです。
アースカラーは、土、木、植物など、自然界に存在する色からインスピレーションを得ている色です。
グレーもまた、石やアスファルトなど、自然の中によく見られますよね。
どちらも「自然」と深く結びついていて、組み合わせたときに調和が生まれます。
特にウォームグレーとの相性は抜群です。
ウォームグレーがもつわずかな色味が、アースカラーのあたたかさとなじみ合い、より一体感のあるインテリアになります。
グレー×ネイビー・ブルー
ネイビーやブルーは、誠実さや知性を感じさせる色です。
都会的でモダンな印象のグレーと組み合わせることで、知的で洗練された大人の空間を演出できます。
グレー×イエロー・グリーン(くすみ系)
イエローやグリーンは、アクセントカラーとして取り入れると、空間に遊び心が生まれます。
鮮やかすぎない、くすんだトーンの色を選ぶことで、グレーの落ち着いた雰囲気を壊さずおしゃれな差し色になります。
部屋別!グレーカーテンのコーディネート3選
グレーカーテンはその万能さゆえに、どの部屋にもマッチしますが、部屋の用途や雰囲気に合わせて選ぶことで、より理想的な空間を演出できます。
リビング:明るく開放的な「ライトグレー」で家族が集まる心地よい空間に

リビングは家族が集まり、お客様をお迎えする家の顔となる場所です。
ここでは、明るく開放的な雰囲気を意識してみましょう。
ライトグレーのカーテンに、ベージュやアイボリーのソファ、明るい木目の家具を組み合わせると、北欧風のあたたかみのあるリビングになります。
クッションやブランケット、アートなどの小物にくすみ系のイエローやグリーンを取り入れると、ほどよいアクセントに。
寝室:落ち着きをもたらす「ダークグレー」で上質な眠りの空間に

寝室は心身を休めるためのプライベートな空間。
安らぎと落ち着きを最優先に考えたいものですよね。
ダークグレーのような濃いカラーは、部屋に適度な暗さをもたらすため、深い眠りを誘う効果が期待できます。
サテンやベルベットなど、質感の良い素材のダークグレーカーテンを選ぶと、より上質な空間に。
アクセントとしてベッドカバーや枕にホワイトを取り入れると、ダークグレーとのコントラストでモダンかつホテルライクな高級感が生まれます。
書斎:集中力を高める「ミディアムグレー」で知的かつ効率的なワークスペースに

ワークスペースは、集中して作業に取り組むための場所です。
知的な雰囲気を意識したコーディネートが良いでしょう。
ミディアムグレーは、明るすぎず暗すぎず、集中力を妨げない中立的な色です。
さらに都会的なシャープさを加えたいなら、クールグレーを取り入れてみましょう。
シンプルなデザインのデスクやチェアに、ブラックやシルバーの小物(デスクライト、文房具など)を組み合わせることで、機能的かつスタイリッシュな空間になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
グレーという色の基本から、グレーカーテンが持つさまざまな魅力、そして照明との関係性や部屋別のコーディネート術まで、幅広くご紹介しました。
ぜひこの記事を参考に、あなたのライフスタイルや理想の雰囲気に合ったグレーカーテンを見つけてみてくださいね。
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