Eli's note from MILANO #5 『クリスマスに向けて、プレゼントの準備をはじめよう!』
こんにちは、イタリア・ミラノ在住のインポート雑貨バイヤーのEliです。
ミラノはこの頃すっかり寒くなり、街にもちらほらクリスマスの装飾を見かけるようになりました。
今回は12月のクリスマスを迎えるにあたり、毎年私たちをワクワクさせ、時に楽しく悩ませてくれる、イタリアのクリスマスギフト事情についてのお話。
加えて、クリスマスシーズンのギフトにおすすめな「ICHENDOF(イッケンドルフ)」のキャンドルホルダーをピックアップしてご紹介します!
日本のお正月に近い、イタリアのクリスマス
イタリアのクリスマスのメインイベントの一つに「家族や親戚で集まって一緒に過ごす」というものがあります。
もともとイベントの多い12月は、イタリアでもクリスマス前にはあちこちでパーティーや食事会が開催され、ギフトを贈り合うことも多いです。
でも、クリスマス当日は家族で。親戚一同が集まり、毎年大体同じメンバーとプレゼント交換をします。
日本のクリスマスは家族の他にも恋人や友人同士、様々なシーンでクリスマスを祝うイメージがありますが、イタリアのクリスマスはどちらかというと日本のお正月に近いイメージ。
家族や親戚のことを考えて何をギフトしようか考えるのはとても楽しいのですが、毎年ほぼ同じメンバーなのでだんだんネタが尽きてくる点が悩ましくもあります。
そんな楽しくも悩ましい、クリスマスギフト選び。
みんなクリスマスのギフトはどこで調達するのでしょうか?
ギフト選びは、実店舗とオンラインで効率良く
クリスマスにギフトを贈る文化があるイタリアでは、通常クリスマスのストリートマーケットなどが多くの場所で開催されます。
ここ数年はパンデミックによるロックダウンの影響でそれも縮小傾向にあったため、ウェブサイトでオンラインショッピングするという人が増えてきているそう。
今年はロックダウンなどの規制がないので、実店舗やクリスマスマーケットでの買い物ができることを楽しみにしつつ、すっかりオンラインショッピングに慣れたこともあり、全体の6割の人は実店舗とオンラインの両方を利用したいと考えているようです。
ちなみに残りの3割の人は実店舗のみで購入したい、1割の人がオンラインだけで買い物を済ませたいと思っているそう。
ホリデーシーズンはいつもと違う街並みを楽しむことも醍醐味。クリスマス気分も高まる、実店舗にも足を運びたいですよね。
その街の「クリスマスらしさ」を満喫できる、クリスマスマーケット
クリスマスマーケットには、「これぞクリスマス!」といった典型的なクリスマスのギフト商品が並びます。
それもそのはず、クリスマスマーケット自体が冬のそれぞれの街の風物詩。
いわゆる観光スポットとなっており、地元の伝統的なクリスマスのお土産っぽいものを扱っているショップが多くあります。そのため季節感はもちろん、その街のクリスマスらしさを満喫することができます。
そんな楽しいクリスマスマーケットですが、毎年同じようなお店が出店しており、ギフトを購入するにはワンパターンになりがちだとも言えます。
今までは伝統的でワンパターンなギフトアイデアでも良かったのですが、このパンデミックの2年間でオンラインショッピングが身近になり、遠く離れた場所からもあらゆるものを簡単に購入できる楽しさを知ってしまったので、プレゼントのチョイスにも変化が。
伝統的で標準的なクリスマスギフトから、もっと自由で独創的な発想で、目新しいギフトアイデアを求める傾向になってきています。
昨年のイタリアでの人気ギフトランキング1位は、「衣類」
あるイタリアの雑誌記事によると、2021年のギフトは以下の人気が高かったようです。
- 衣類
- 本
- 香水関連
- 贅沢な食料品
- ゲームや子供向けのおもちゃ
- ワイン
- テクノロジー製品
- ファッションアクセサリー
意外にも上位にランクインしているのが、「本」。
目新しいギフトなのか...?と少し疑問ですが、物語を贈るなんてなんだかロマンチックですね。
これだけデジタル化した世の中だからこそ、少しアナログなプレゼントの方が心に残るのかも。
ギフトを用意するのは、悩むからこそギリギリ!
そして、いつギフトを用意するかという問いには、イタリア人の6割が結局クリスマスの直前の数日(12月22、23、24日)に購入すると答えていました。(意外とギリギリ...!)
「クリスマス前の3日間で1600万人が18億ユーロ消費する」という記事が出ていたことから、多くの人がギリギリまで悩んで、最後の土壇場で一気に用意するのだというのがイタリアらしくて面白いですね。
この時期はデパートやクリスマスマーケットは大混雑、オンラインショップの配送も遅れるなどちょっとしたパニック状態です。
日本では、オンラインでのお買い物は既に日常となっている方も多いはず。
「今更パニックになるかな…?」という風に感じられるかもしれませんが、それは日本の郵便や配送業者さんのサービスのレベルの高さが大きく影響しているように思います。
イタリアでは、郵便物をトラッキングナンバーなしで送付した場合、個人的な経験では届く確率は50%です。トラッキングナンバー付きで送った場合は紛失はありませんが、荷物がおかしな場所で止まっていたり、スムーズに手元に届かないということは日常茶飯事。
翌日配送なんて夢のまた夢…なので、イタリアでは「実店舗で買った方が確実」という考えが強く根付いているのかもしれません。
それでもオンラインも使いたいと思っているというのは、ここ数年での結構大きな変化だと思うのです。
今年のクリスマスギフトは、JIAS ONLINEも候補に
JIAS ONLINEではギフトにもぴったりな、こだわりのアイテムたちをセレクトしております。
大切な人に感謝を込めて。1年頑張ったご褒美として、自分に。
様々なギフトとして今最も注目していただきたいのが、11月からお取り扱いをスタートした「ICHENDORF(イッケンドルフ)」の使い勝手の良さと美しさを兼ね備えたガラス製品です。
ICHENDORF(イッケンドルフ)
イッケンドルフは、100年の歴史を誇るガラスメーカーで、元々ドイツのイッケンドルフという街でスタートしました。
元々は、当時流行っていたデコラティブなガラス製品を作っていましたが、時代の流れに合わせて変化し、マーケットのニーズに合わせてモダンでシンプルなラインナップに。
現在はデザインの本場であるミラノにデザインセンターを置き、世界中のアーティストやデザイナーが一つ一つの製品の背景に詩的な物語が感じられるデザインをしています。
また、100年という長い間、ガラス製品を作り続けてきた中で発掘した職人や工場でそれぞれの製品が生産されています。
▲ICHENDORF MILANO | BAMBOO GROVE フラワーベース グリーン/ヴァイオレット(手前)
例えば、透明の吹きガラス製品は、透明なものを作るのが得意な職人や工房で、色のあるガラス製品は、色付きが得意なところで生産され、別のテクニックが必要な場合は、それぞれの分野が得意な世界中の職人、工場が丁寧に作っています。
美しいけれど高級すぎる値段ではなく手に入る価格帯を守り、しかし品質は一定のレベルを保つものづくりを心がけているそうです。
このような企業理念がしっかりと製品で表現されていますよね。
クリスマスのギフトにおすすめ!ICHENDORFのキャンドルホルダー
そんな魅力溢れるイッケンドルフのガラス製品。
アイテムとしてはフラワーベースやワイングラスなど色々ありますが、このウィンターシーズンのギフトにおすすめしたいのはやっぱり「キャンドルホルダー」。
寒い冬になると、あたたかなキャンドルのあかりを灯すのがとても好きで、大小たくさんのキャンドルを集めて部屋中でキャンドルのあかりを楽しみます。
ということで、キャンドル好きの私からイッケンドルフのキャンドルホルダー3つをピックアップしてご紹介します。
●イッケンドルフとの出会いにもなった、ティーライトホルダー
▶ICHENDORF MILANO | CILINDRO 3ティーライトキャンドルホルダー
私のイッケンドルフとの出会いは、友人からこのティーライトキャンドルホルダーをプレゼントしてもらったことがきっかけでした。
寒い冬になると、あたたかなキャンドルのあかりを灯すのがとても好きで、大小たくさんのキャンドルを集めて部屋中でキャンドルのあかりを楽しみます。
このキャンドルホルダーは、シリンダーのようなシンプルな形のガラスの中に3つのティーライトキャンドルを配置できる優れもの。絶妙な3つのあかりのバランスが美しい、とても繊細な作りが素敵です。
▲ ティーライトキャンドルが半透明になった様子(使用しているキャンドルホルダーは異なります)
また、スーパーなどどこでも手に入りやすいティーライトキャンドルを3つ配置して使える手軽さもポイント。
おすすめは、クリアカップのティーライトをセットすることです。
時間が経つと、蝋の部分が溶けて半透明に。ガラスのシリンダーに炎がふわっと浮いているように見えて、その幻想的な雰囲気に癒されます。
シンプルなデザインが他のインテリアと上手く馴染むので、幅広い方へのプレゼントにおすすめですよ。
●3wayの使い方が楽しめる、FIREFLY キャンドルホルダー
▲ICHENDORF MILANO | FIREFLYキャンドルホルダー グレー(左)
▲ICHENDORF MILANO | FIREFLYキャンドルホルダー ピンク(右)
シンプルながらも、個性的なフォルムのキャンドルホルダー。
上部のお皿のようなカラーガラスがアクセントになっています。
一瞬どうやって使うの?と思うかもしれませんが、実は3通りの使い方ができる優れものなのです!
使い方① 写真前方のように、ティーライトキャンドルをセットする。
これは、王道の使い方ですね!くぼみの部分にティーライトキャンドルをセットして楽しみます。
使い方② 写真後方のようにテーパーキャンドルを設置する。
細長いテーパーキャンドルは普段それほど使わないかもしれませんが、ちょっと特別感を演出したいときに使ったり、カラフルなキャンドルを設置することによってインテリアのアクセントになります。
例えばウィンターシーズンですと、赤、緑、ゴールドなどの色のキャンドルを設置するだけでクリスマス感を演出できたり、キャンドル自体のカラーで気軽にお部屋を飾るのにぴったりです。
使い方③ 逆さにして、一輪挿しや短めの植物を飾るフラワーベースとしても使える。
例えば花束をお部屋に飾る際、最初は全部元気でも、花によって枯れてしまうものも出てくるかと思います。
そんな時、残ったお花の「ちょっと活けたいな」にこちらのキャンドルホルダーが大活躍します。
逆さにすれば、少量のお花を活けたり、短めのサイズ感の植物を飾るフラワーベースとしても使えるのです。
普段はキャンドルホルダーとして。ちょっとお花を活けたいときはフラワーベースとして。
多様なシーンで活躍してくれるFIREFLYは、まさにプレゼントにぴったり!
ほんのちょっと贅沢で様々な使い方ができるアイテムは、貰って嬉しいギフトとなるのではないでしょうか。
●上品で遊び心溢れる、GRETA オプティックティーライトホルダー
▲ICHENDORF MILANO | GRETA オプティックティーライトホルダー
上品なデザインが魅力的なティーライトホルダー。
サイズ感がちょうど良く、テーブルの上で使うのにおすすめです。
そしてもう一つ、遊び心溢れる使い方としてご紹介したいのが「グラスの上にセットする」使い方。
グラスの上にセットすると、まるでスタンドのようになるのです!
※ お取り扱いは、写真中央のものになります。
ベースにするグラスによって、オリジナリティのある、洗練されたキャンドルスタンドに大変身。
いつもより少しロマンティックで素敵なテーブルセッティングをしたい時には、背の高いワイングラスの上にのせてキャンドルスタンドとして使えるのです。
この素敵さでさらに価格的にも素晴らしいので、ギフトに限らず手元に置いておきたいキャンドルホルダーですね。
おわりに
ギフト選びは、「何にしようかな」と迷っている時が実は一番楽しかったりするもの。
贈る相手のことを考えているその時間が、わくわくしますよね。
今回ご紹介したイッケンドルフのアイテムは、キャンドルホルダーの他にもワイングラスなど今のシーズンにぴったりなアイテムも取り揃えています。
大切な人への素敵なプレゼントに。1年頑張った自分へのご自愛プレゼントとして。
今年のみなさまのクリスマスギフトのアイデアに、JIAS ONLINEもお力になれたら嬉しいです!