初心者でも大丈夫!暮らしを彩る、はじめてのガーデニング
天気の良い日が続くと、青々とした緑がさらに輝いて見える今日この頃。
春に芽吹いた木々の葉はいっそう鮮やかに空にのび、初夏の花も咲き始めています。
今年はお出かけをする機会も増えているかと思いますが、コロナ禍を経て改めて重要性を感じたおうちでの時間も引き続き充実させたい。
そんなあなたに今回おすすめするのは、「ガーデニング」。
この季節だからこそ、「緑がもっと身近にあったら良いな」と植物のある暮らしに憧れや興味を感じる方も多いのではないでしょうか。
ガーデニングは植物の成長を感じたり、心が癒されたりと暮らしの中に様々な驚きや心の豊かさをもたらしてくれます。
でも、ガーデニング初心者には、植物の選び方、必要な道具など分からないこともたくさん。育て方が分からずに枯らしてしまった経験があると、また枯らしてしまうし・・・と諦めてしまったり。
今回は、これからガーデニングを始めたい、もう一度チャレンジしてみたいという方のために、植物の選び方や育て方などのガーデニングの基本をご紹介します。
JIAS ONLINEで購入できる、ガーデニングにオススメのアイテムもご紹介しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
ガーデニングとは
ガーデニングは植物や鉢のチョイスや育てる場所のイメージを膨らませることから始まりますが、植物を植えた後の工程も全て含めて、ガーデニングと総称します。
水やりや肥料をあげたり、花がらを摘んだり...すくすくと元気に植物が育つための日々のお手入れも楽しみましょう。
日々の癒しと健康を支えてくれる、ガーデニングの魅力
花が咲いたり、芽を出したり。そんな草花の変化は、季節の移り変わりを知らせてくれる目印になります。
自分が選んだ植物が成長し、蕾をつけ、満開になる。その成長を日々見守ることは思いがけない感動や喜びをもたらします。
植物に触れることは癒しの効果もあり、作業に没頭することで日頃のさまざまな雑事から解放され、ストレスも和らぐことでしょう。
また、ガーデニングをしていると、花のお世話のために体を動かす機会が自然と増えます。
屋外で草花を植えたり、水やりをしたりと、体いっぱいに日光を浴びる時間も増えるため、自然と身体も丈夫になり体内時計も整うという嬉しい効果もあります。
ガーデニングは心身共にリフレッシュできるのに、特別な機械なども必要ないので、気軽に始めることができますね。
花の基本的な育て方
①植え付ける
花苗を買ってきたら、まずは苗の枯れた下葉を取り除き、鉢の中心に植え込みます。
このとき、土を入れすぎると水をあげたときに溢れてしまい、管理が難しくなります。
鉢の縁から2〜3cm下までにして、ウォータースペースを作りましょう。
苗に入っていた土はそのままでも問題ありません。
よほど根がぐるぐるに回っていない限り、根を傷めてしまう恐れがあるので根をほぐす必要はありません。
②新芽をカットする(摘芯・ピンチ)
植え付けてから2〜3週間はぴょんぴょん出てきた新芽をカット(摘芯)します。
植物は上端の芽が先に生長するので、そこに養分を回さない分、分枝が促進され、花数も多くなります。
鉢全体が葉で覆われるまで2〜3回程度繰り返しましょう。
このタイミングでは蕾や花も切ります。
もったいない気もしてしまいますが、株を大きくすることを優先しましょう。
③水をあげる
水やりの基本は、「土の表面が乾いたら」「株の根元の土に」「鉢底から水が流れ出るくらいたっぷり」です。
まだ乾いてないのに毎日あげてしまうと、根腐れや生育不良の原因になります。
水やりは葉や花にかからないように注意して、土にあげるようにしましょう。
寒さの厳しい真冬以外は、できれば朝のうちに水やりを行ってください。
日中に水やりを行うと、土中で水温が上がり、お湯のようになってしまいます。これも根腐れの原因に。
④肥料をあげる
肥料は花にとって大事な栄養素で、元気にたくさん咲かせるために欠かせないアイテムです。
肥料には既定の量が書いてあるので、その分量を守りましょう。
土の上に置肥をする場合は、花苗1株につき5粒ほど、1ヶ月ごとに定期的に与えます。
残っている古い肥料は取り除きましょう。
液肥は水やりの代わりではなく、水やりをした後に与えます。
水枯れや暑さで弱ってしまっているとき、植え込み直後などは肥料はあげず、まずは回復するのを待ちましょう。
⑤花がらをカットする(花がら摘み)
咲き終わってしぼんだ花をそのままにしておくと、新しい花がつきにくくなることもあります。
病気やカビの原因にもなりますので、そのままにせず、花の付け根からカットしましょう。
花がらをこまめに取り除くことで、より長く、たくさんの花を楽しむことができます。
ちょっと大変ですが、摘みながら新しい蕾を見つけたり、混みあっているところを間引いたり、植物と触れ合うことを楽しみながら続けてみてくださいね。
⑥切り戻し
そろそろ終わりかな?という花を再びたくさん咲かせるために必要な作業が「切り戻し」です。
花の数が少なくなってきたら、大胆にカットにてリセットしましょう。
次の花に栄養をあげるために、鉢に沿うようなラインで花を枝ごと切ります。
ばっさり切り戻すことで、新しい芽を伸ばし再びたくさんの花が咲くのを楽しむことができます。
開花期間が長く、お手入れ簡単な花苗がおすすめ
初心者の方は、あまり手間がかからず咲く期間が長い花がオススメ。
開花期は花によって異なり、長く咲く花苗は復活も期待できるので、失敗が少なくなります。
また、切り戻しや摘芯などのお手入れをしなくても自然に分岐して増えてくれる、花付きの良い品種も出てきているので、そのような花苗を選ぶと後々のお手入れが簡単で管理がしやすいでしょう。
今のような初夏の時期の植え付けだと、多年草のフェアリースターやペチュニア、一緒に植えると虫除けにもなるマリーゴールドなどが丈夫でおすすめです。
そして、もう1つ注意したいのが病害虫。
花苗によっては病害虫に強い種類もあり、そういったものを選ぶことでトラブルを軽減できます。
要チェック!初心者のためのガーデニング成功ポイント3つ
①日当たりの良い場所で育てる
植物によっては日陰を好む場合もありますが、基本的には日当たりが必要です。
1日のうち半日程度日が当たる場所が好ましいです。
②鉢は大きめを選ぶ
ポリポットと同じくらいのサイズを選んでしまうと、根づまりを起こしてしまいます。
基本的にはひとまわり以上大きいサイズの鉢を用意しましょう。
生育旺盛な花苗を選んだ場合は、直径30cm程度ある鉢を選ぶと安心です。
③土は新しいものを用意する
花は基本的に、根から水分と栄養を吸収して育っています。
そのため栄養たっぷりの水はけの良い土は、想像以上に重要です。
庭の土、畑の土などを使用したり、以前使用した土を再利用することはおすすめできません。
「草花用培養土」など、育てる植物に合った培養土を購入すると失敗がありません。
道具を揃えよう
ここまで基本的な育て方をご紹介しました。
「ガーデニング、挑戦してみようかな?」と思った方のために、必要な道具をご紹介します。
最初から必要なアイテム
■花苗
育てる場所や時期に合うものを選びましょう。
良い花苗のポイントは、
・根元がしっかりとしていて、グラつきがない
・茎が太くしっかりしている
・黄色い葉がない
・虫がついていない
です。
■土(培養土)
先述した通り、良い土を使うことはとても重要です。
用途にあった、できるだけ水はけの良い土を選びましょう。
■植木鉢・プランター
鉢の素材には、素焼きやテラコッタ、陶器、プラスチックなど様々な種類があります。
置き場所に合う好みの素材、デザインを選びましょう。
鉢の底から土がこぼれたり害虫が侵入するのを防ぐ鉢底網がセットされていない場合は、必要に応じて用意しましょう。
【JIAS ONLINEで買える、オススメのプランター】
▶house doctor / Bundi プランター ブラウン
シンプルさと控えめなエレガントさが魅力の、陶器のプランター。
ニュートラルなカラーと滑らかな表面が、どこにでもフィットします。
お鍋のようにも見えるユニークなフォルムに、植える植物のアイディアも広がりますね。
▶house doctor / Jela プランター H16.5 ブラック
黒く仕上げられ、地面から持ち上げる脚を備えたデザインは、重い素材に軽くスタイリッシュなタッチを与えます。
用途の広いデザインは、インテリアスタイルに簡単に取り入れることができます。
オシャレで洗練された雰囲気があるので、玄関のドア付近など、お客様に見られる場所で使用するのも良いですね。
▶house doctor / Julian プランター(受け皿付) ベージュ
大きな石器のプランターには、微妙にかすれのあるベージュの釉薬が施され、素材に縞模様が刻まれています。
現在のインテリアスタイルとうまく調和する、カジュアルで流行りすたりのないデザインが施されています。
素材がやや多孔質なため、プランターには受け皿が付属されています。小さいサイズや他の色もご用意しております。
生育途中で必要になるアイテム
■はさみ
新芽のカット、花がら摘み、切り戻しなど使う場面がたくさんあります。1つ用意しておきましょう。
■肥料
大事な栄養素です。健康に美しく咲かせるために必要です。
■薬剤
病気や害虫対策として、薬剤が必要になる場合があります。
■スコップ
植え込みで花苗や土をプランターに移すときに使います。
■手袋・グローブ
植え込みの時や、日頃の手入れのときにあると便利です。
■じょうろ
水あげのときに使います。育てる量にもよりますが、意外とたくさんの水が必要になるので、大きめのサイズがあると便利です。
【JIAS ONLINEで買える、オススメのじょうろ】
▶house doctor / Plant ウォータリングカン ブラック
シンプルでスタイリッシュなデザイン。
口が細く、水をあげるときにも狙ったところに注ぎやすいのも使い勝手の良いポイントです。
インテリアにも馴染みやすいので、室内で保管する場合にもおすすめ!
JIAS ONLINE編集者が実際に使ってみたコラムも参考にしてみてください。
▶スタッフレビューvol.2 『毎日の水やりをときめく時間に。house doctorのウォータリングカン』
まずは1鉢、好きな花を選んでガーデニングを始めてみよう
植物の選び方や季節の花、植え付け水やりなど日頃の育て方の基本を知れば、誰でも簡単にガーデニングを始められます。
育てているうちに、植物の性質や育て方のコツもだんだん分かってきます。
ガーデニンググッズが増えてくると、植物とのコーディネートを考えるのも楽しいですよ。
まずは気に入った1鉢から、新しい趣味のひとつとして素敵なガーデニングライフを楽しんでみてくださいね!