
白い部屋に合うカーテンの色は?おすすめのアイテムもご紹介
色のなかで最も明るい白は、清らかさが感じられ、住宅でもよく使われます。
白い天井・壁、白い木目の床など、白を基調とした部屋は、すっきりとして見えますよね。
しかし、カーテンやインテリアアイテムまですべて白で統一してしまうと、どこか殺風景でドライな印象に。
カーテンや家具の色をどのように組み合わせたらおしゃれになるのか、コーディネートに悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
今回は、白を基調とした部屋の魅力や、コーディネートする際のポイント、組み合わせるカーテンの色について見ていきましょう。
コーディネートにおすすめのインテリアアイテムもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
白を基調とした部屋の魅力
白は壁紙や床などに多く使用されており、新築などで内装を検討する際にもよく選ばれる色です。
白を基調とした部屋にはどのような魅力があるのでしょうか。
以下では5つの魅力をご紹介します。
①明るく開放的な空間がつくれる

白は、ほかの色に比べて光の反射率が高く、空間を明るくする効果があります。
また膨張色でもあり、物体そのものの大きさより、さらに大きく見せる効果を持っています。
そのため、白い壁や天井は、部屋を広く見せることができます。
ワンルームなどコンパクトな部屋でも圧迫感を感じにくく、開放的な気分で過ごせるでしょう。
②清潔感のある空間がつくれる

最も明るくクリーンな印象を与える白は、清潔感や爽やかさを印象付けたいときに使用されることが多い色です。
清潔感が重要になる病院や施設などでもよく見かける色ではないでしょうか。
住宅の場合は、サニタリールームを白で統一するのもひとつの手です。
しかし、ホコリや汚れが目立ちやすい色でもあるため、部屋のお手入れは定期的に行いましょう。
③季節を問わない

夏はブルーなどの寒色系で涼しげに、冬はオレンジやレッドなどの暖色系であたたかく。
このように、季節によっておすすめの色があります。
しかし白は、色による温度のイメージがないため、一年中使いやすい色です。
アクセントで合わせる色や素材によってさまざまな雰囲気や季節感を演出することができるので、
白を基調とした部屋は季節を問わず楽しめます。
④カラーコーディネートがしやすい

白は、赤や青など色を特徴づける色み(色相)や、その色みの強さ(彩度)の属性がない「無彩色」です。
そのため、どのような色を組み合わせても相性が良く、組み合わせのパターンも複数考えられます。
カーテンや家具、家電、小物に色をプラスすることで、ナチュラルからモダンまで、
さまざまなインテリアスタイルにして楽しめますよ。
⑤白だからこそニュアンスが楽しめる

同じ「白」でも、さまざまなニュアンスが存在します。
たとえば、光沢のあるつるっとした白と、光沢のないマットな白。
また、あたたかみのあるアイボリーや、雪のように青みがかったスノーホワイトなど。
質感や色味の微妙な違いによって、ナチュラルからモダン・エレガントまで印象が変わるため、
白いアイテムでさまざまなニュアンスを楽しむことができます。
白い部屋をおしゃれにコーディネートするポイント
白を基調とした部屋は、楽しみ方も色の組み合わせも人それぞれ。
組み合わせ次第でインテリアテイストを自由に決められるため、コーディネートの幅は無限大です。
ここからは、コーディネートがしやすくするための3つのポイントをお伝えします。
Point1:コーディネートのテーマを決める

はじめに、目指すインテリアのコーディネートテーマを決めましょう。
一定のテーマ性を持つことで、部屋に統一感を与えます。
ナチュラルなインテリアにしたい場合は、マットであたたかみのあるアイボリーや、白とベージュ系を配色してみましょう。
モダンなインテリアにしたい場合は、光沢のあるスノーホワイトにブラックやブルー・グレーなどのインテリアアイテムを。
このように、はじめにコーディネートのテーマを決めると、組み合わせる色やインテリアアイテムが選びやすくなりますよ。
Point2:色の組み合わせを工夫する

色の組み合わせを工夫する場合は、3~4色までに絞って検討してみましょう。
ナチュラルなインテリアの場合、白・ベージュ・グレーなどの淡い色の組み合わせになるため、
ビビッドなレッドやオレンジ、グリーンなどを加えると変化をつけることができます。
また、ホワイト×ブラックのモノトーンなインテリアには、
ブルーやイエローなどの変化を持たせることで、洗練されたインテリアに。
クッションや観葉植物、アートポスターやフラワーベースなどの比較的小さい面積のインテリアアイテムは、
色の変化を持たせることで部屋全体がより引き締まった印象になりますよ。
Point3:家具や小物でアクセント

色の組み合わせだけでなく他にも変化が欲しい場合には、素材や形にこだわった家具や小物をとり入れてみましょう。
テーブルや椅子、ソファなどは空間のメインとなる家具なので、木材やレザーなど、質感のある素材を。
芸術作品のようなフラワーベースや照明は、手軽に空間にアクセントを与えることができます。
白い空間をうまく活用し、家具や小物でインテリアのテイストを調整してみましょう。
白い部屋におすすめのコーディネートテーマ3選
白を基調とした部屋でコーディネートがしやすいテーマを3つご紹介します。
はじめての方にもコーディネートしやすいテーマなので、ぜひ挑戦してみてください。
ナチュラル・北欧

白い部屋には、ナチュラルや北欧風のインテリアがよく似合います。
マットな白い家具や、グレーやベージュのファブリック、明るいオークなどの木製家具をプラス。
観葉植物のグリーンを置くことで、より明るくやわらかな雰囲気に仕上がります。
また、クッションやカーテンなどのファブリックアイテムは、ビビットな差し色や幾何学模様をとり入れると、北欧風のインテリアにぐっと近づきますよ。
シンプルモダン

グレーやブラックなどのモノトーンカラーをアクセントに使用した、シンプルモダンスタイル。
ブラックをとり入れる場合は、華奢なデザインの家具や照明器具にすると、主張しすぎません。
また、フラワーベースやガラス天板のテーブルなどのガラス製品を置くと床面や壁が透けて見え、圧迫感を感じにくくなります。
そのほか、直線と曲線のアイテムをバランスよくとり入れてみるのも手ですよ。
「直線と曲線」「白と黒」など対照的なものを融合させることで、メリハリのあるコーディネートになります。
ホテルライク・ラグジュアリー

アクセントとしてゴールドをプラスしたり、光沢感のある白いアイテムを加えたりすると、高級感を演出できます。
大理石のテーブルや、輝きのあるガラス製品、ゴールドの脚を備えたチェアなどをチョイスするだけで、ラグジュアリーな雰囲気に。
まるでホテルに来たかのような、非日常的な空間になります。
難易度が高いと感じる場合は、引き出しの取っ手やフロアアンプのスタンド部分など、小さな面積からゴールドをとり入れてみてくださいね。
白い部屋に組み合わせるカーテンのおすすめの色
カーテンは部屋の面積を大きく占めるアイテムなので、色選びに悩んでしまいますよね。
白い部屋にも合わせやすいおすすめの色をご紹介しますので、カーテン選びの参考にしてみてください。
ベージュやグレーのカーテン|明るい印象に

白を基調とした部屋は空間を明るくする一方、真っ白すぎるとピンと張りつめた印象で、心を緊張させます。
ベージュやグレーなどのカーテンを組み合わせると、部屋の明るさを活かしてより柔らかな印象になります。
ただし色味によってはぼんやりと間延びしてしまうこともあるので、
その場合は、クッションや小物などの小さい面積でアクセントとなる色をプラスしてみましょう。
ブラックやダークブラウンのカーテン|メリハリのある印象に

空間にしっかりとメリハリをつけたい場合は、ブラックやダークブラウンのカーテンがおすすめです。
さらに家具や家電、小物をモノトーンの配色でまとめると、統一感を出せます。
ホワイトやブラックのインテリアアイテムは、比較的そろえやすいのがうれしいポイントですよね。
ブラックの主張が強いと感じる場合は、明るい柄を選んだり、色違いの生地を組み合わせると、
カーテンでもブラックをとり入れやすくなりますよ。
パステルカラーのカーテン|やわらかい印象に

淡いピンクや水色、ラベンダーなどのカーテンは、白を基調とした部屋との相性がよく、空間全体がやわらかい印象になります。
家具やインテリア小物は、派手なカラーは避けて、「パステルピンク・パステルパープル」など同系色でそろえると、統一感が生まれます。
幼い印象になってしまった場合は、フロアランプやテーブルの脚など、小さい面積にブラックをとり入れると上品なイメージになります。
白い部屋におすすめのインテリアアイテム5選
ここでは、白い部屋におすすめのインテリアアイテムを5つご紹介します。
どれも手軽にとり入れやすいものばかりですので、ぜひ参考にしてみてください。
観葉植物でみずみずしく

白を基調とした部屋では、グリーンの鮮やかさを存分に引き出すことができるので、観葉植物は良いアクセントになりおすすめです。
コンパクトな部屋には、小さな観葉植物をいくつか並べて、グリーンコーナーを。
空間に余裕があれば、部屋のシンボルとなるような大きな観葉植物をレイアウトしてもおしゃれです。
また、トイレや洗面所など殺風景な空間にも観葉植物をおくと、みずみずしく清潔な印象になります。
今では本物と見分けがつかないほど精巧な作りのフェイクグリーンも多く見られるようになりました。
観葉植物のお手入れが難しいと感じる場合は、フェイクグリーンを置くだけでもぐっとおしゃれになりますので試してみてくださいね。
ガラスのアイテムでスタイリッシュに

透明な素材感のガラスアイテムは、圧迫感が少なく、空間を広く見せてくれます。
リビングやダイニングにガラス天板のテーブルをレイアウトするだけで、スタイリッシュで高級感のある雰囲気に。
また、花瓶や照明、キャンドルホルダーにガラス製品を使うと、空間に統一感が生まれます。
おしゃれな照明で落ち着いた雰囲気に

照明は光の当たり具合で空間に陰影をもたらし、部屋のコーディネートをより一層引き立てます。
デザイナーがデザインした照明にはおしゃれなものが多く、インテリアにとり入れると洗練された印象になります。
空間全体を照らす照明は、白い光を放つものを選ぶようにすると、お部屋の白さを活かすことができます。
オレンジっぽい光を持つ電球色は、テーブルランプやフロアスタンドライトなど部分的に。
夜のお部屋がワンランクアップしますよ。
インテリアのテーマに合わせたアートポスター

1枚あるだけでインテリアの印象をガラリと変えてくれるアートポスター。
白い壁に飾ることで、まるで美術館にいるような雰囲気を楽しめます。
ポスターは丸めて立てかけて収納すれば、場所を取ることもありません。
フレームさえあれば入れ替えて楽しめるので、自分のお好みやインテリアコーディネートのテーマに合わせてチョイスしてみてくださいね。
クッションで手軽にアクセント

クッションはさまざまなカラーやデザインがあり、部屋のテーマに合わせて手軽にとり入れることができます。
クッションカバーは取り外し可能なものがほとんどなのでお手入れがしやすく、気分や季節に合わせてデザインを変えられます。
ソファやベッドに小さなクッションをいくつか並べるだけでぐっとおしゃれに。
価格もお手頃なものが多いので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
白を基調とした部屋は、家具やインテリア小物、組み合わせるカーテンの色によってさまざまな印象に仕上げることができます。
目指すインテリアのコーディネートテーマを決めてから、テーマに沿ったアイテムをそろえてみましょう。
比較的面積の大きいカーテンは、部屋の印象をガラリと変えますので、今回のコラムを参考に選んでみてくださいね。
ジアスのショールームでは、インテリアアドバイザーがおすすめのカーテンをご提案します。
白を基調とした部屋の提案事例も多数ございますので、ぜひ一度ショールームへ足をお運びくださいませ。