
オリジナルソファTILO(ティーロ)|長く愛せる心地よさの秘密とは?
ソファを選ぶとき、内部の構造がどうなっているのか、なかなか見ることはできないですよね。
「ソファの作りなんて、どれも同じでしょう?」と考えている方も多いのではないでしょうか。
デザインや座り心地はもちろん大切ですが、ソファの品質や寿命は、表面からは見えない内部構造に大きく左右されます。
今回は、ジアスのオリジナルソファ「TILO(ティーロ)」の内部構造をご紹介します。
見えない部分に隠された、ものづくりのこだわりと魅力に迫ります!
ジアスが誇る張地の縫製技術
ソファの「顔」ともいえる、表面を覆う張地(カバー)。
当社では、長年カーテン製造で培ってきた確かな縫製技術を活かし、TILOの張地をひとつひとつ丁寧に縫い上げています。
高い技術力があるからこそ実現できる、美しい仕上がりと耐久性の秘密を見ていきましょう。
自社縫製工場の技術が紡ぐ、安心のクオリティ

ソファの張地は、すべて自社縫製工場で丁寧に縫製。
創業の1987年当初から積み重ねてきた、ものづくりの歴史と技術が息づいています。
長年にわたりオーダーカーテンを中心としたファブリック製品を手がけてきたジアス。
熟練の技と細やかな感性を活かし、見た目の美しさはもちろん、長く快適にお使いいただける安心と品質を追求しました。
日々の暮らしに、心地よさと安心がそっと根づくものづくりを目指しています。
ひと縫いごとに想いを込めて

複雑なオーダーカーテンから得た縫製技術、素材への理解、仕上がりへの創意工夫が、張地の完成度を支えています。
糸の強度や縫い込みの処理など、細やかな工夫を重ね、美しさを維持しつつ取り替えやすさにもこだわりました。
心地よい暮らしの一部となることを願い、試行錯誤を重ねて作り上げてきました。
見えない部分や角までこだわりぬいた確かな手仕事は、あなたの暮らしをもっと豊かにしてくれるでしょう。
暮らしに寄り添う、お手入れのしやすさ

全25種類の張地は、ランクSからCまで幅広いラインナップをご用意。
張地はカバーリング仕様で、本体から外してお手入れできます。
さらに、ランクによって、メンテナンスがしやすい加工を施しています。

ランクBとCには水や飲み物を弾く撥水加工を、ランクAの張地には、水と布だけで簡単に汚れを落とせる防汚加工「FibreGuard(ファイバーガード)」を採用しました。
うっかり飲み物をこぼしてしまったときの「あ!やっちゃった……」なんてときも、これで大丈夫。
サッと拭き取れるので、心にゆとりが生まれます。
このように、お手入れが簡単な張地は、小さなお子さまやペットのいるご家庭でも、汚れを気にせず安心してお使いいただけます。
身体を支える、木部フレームへのこだわり
ソファの耐久性は、内部に組み込まれる木部フレームで決まります。
見えない部分だからこそ手間を惜しまず、強度を追求してパーツ作りをしています。
木部を丁寧に組み上げることで生まれる、TILOの安心感と安定性の秘密を深掘りしていきましょう。
広葉樹にこだわる理由

ソファ作りは、木材選びからはじまっているといっても過言ではありません。
当社は、さまざまな木が持つ特徴の違いに着目し、ソファに適した木材選びをしています。
TILOの木部フレームには、アメリカ産のホワイトアッシュ(タモ材)やオーク(ナラ材)といった広葉樹を使用しています。
広葉樹は硬さがあり、密度が高く、木目がぎゅっと詰まっているのが特徴。
経年でのゆるみやたわみが起こりにくく、人の体重が加わってもソファをしっかりと支える強度を実現しています。
一方、リーズナブルなソファによく使われる針葉樹(松や杉など)は、やわらかく木目が粗い特徴があります。
家具の素材としては、強度や美しさの面で、広葉樹のほうが優れているといわれています。
TILOの木部には、耐久性に優れたホワイトアッシュやオークなどの広葉樹を使用。パイン材などの針葉樹に比べて耐久性に優れており、経年でのゆるみやたわみが起こりにくく、長く安心してお使いいただけます。また、木材の乾燥工程を丁寧に行うことで、日本の四季にも対応できる反りにくい構造に。含水率の試験を行い、木材の反りや割れを防ぐ品質管理を徹底しています。
「乾燥」の工程で木材の品質が変わる

木材のひび割れや反りをなくすため、乾燥工程を大切にしています。
実は、この乾燥工程を徹底している家具メーカーは少ないのだとか。
特に日本は四季があり、気温や湿度の変化が大きいため、木材の水分管理は非常にデリケートな作業です。
TILOは、木材の水分量が一定に保たれているかを、社内試験で厳しく確認しています。
この手間暇をかけた乾燥工程こそが、TILOの耐久性と美しさを支えています。
身体にやさしい面取りのひと手間

TILOでは、身体が触れやすい部分の木材に面取り加工を施しています。
面取り加工とは、木材の角を削り、滑らかにする加工のこと。これにより、クッションを通して伝わる木材の硬い感触がやわらかくなります。
長くソファを使っていると、この身体への「あたり」の差が顕著に表れてきます。
リーズナブルなソファは、クッションがへたるとすぐに木部の硬さが身体に伝わり、不快感につながることも。
手間暇かけて作り上げたフレームだからこそ、クッションがへたっても身体への不快なあたりを感じさせません。
座り心地を追求したクッション材
ソファの座り心地は、クッション材の質と組み合わせによって大きく変化します。
クッション材は、ソファを輪切りにしない限り、なかなか見ることができないものですよね。
ここからは、身体を包み込んでくれるTILOのクッション材を詳しく見ていきましょう。
クッションの品質は、ウレタンの密度が大切

クッション材の品質を左右するカギは、ウレタンの「密度」にあります。
密度が低いウレタンは、座った瞬間に沈み込みすぎてしまい、へたりやすくなります。
TILOに使われている高密度のウレタンは、まるでオーダーメイドのようにあなたの身体をしっかりと支えてくれます。
時間が経ってもへたりにくく、購入したときの座り心地を長く味わえますよ。
復元力を生むフェザーとウレタンチップの黄金比

TILOのクッション材は、フェザー(羽毛)とウレタンチップを、絶妙なバランスでミックスしています。
この黄金比が生み出すのは、座った瞬間に身体をやさしく迎え入れる、至福のやわらかさ。
そして、立ち上がればすぐに元のふっくらとした形に戻る、強い復元力です。
計算され尽くした座面5層構造

TILOの座面は、5層もの異なる素材を組み合わせた多層構造になっています。
まず、異なる密度のウレタンを3層に重ねています。
これが土台となって、身体が沈み込みすぎない安定感を保ちつつ、やさしく受け止めてくれます。
次に、実際に座る位置には薄いウレタンを重ねることで、身体に吸い付くようなフィット感に。
そして最後に、その全てを包み込むような極上の座り心地の、フェザーとウレタンをミックスした層。
この計算され尽くした組み合わせが、やわらかさとしっかり感のバランスを生み出しています。
家事の合間にちょっと腰かけるときにも、映画を見ながらゆったりとくつろぎたいときにも最適です。
まとめ:TILOがお届けする、豊かな暮らし

いかがでしたでしょうか。
TILOには、見えない部分へのこだわりと、ものづくりへの情熱が凝縮されています。
長く愛用できる耐久性、極上の座り心地は、「買ってよかった」と、きっと思っていただけるはず。
ぜひ一度、ジアスのショールームでTILOを体感してみてください。
あなたの毎日が、TILOとともに、もっとずっと豊かになりますように。