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トレヴィーゾ便り#13「イタリア流、冬時間の過ごし方」

トレヴィーゾ便り#13「イタリア流、冬時間の過ごし方」

こんにちは、トレヴィーゾ在住のミナミです。
厳しい寒さに包み込まれ、北イタリアはいま、本格的な冬のただ中にあります。
みなさんはいかがお過ごしでしょうか。

透き通るような青空が広がる日は、この季節特有の凛とした静けさに包まれます。 
空気が澄んでいる分、光の輪郭がはっきりとするのもこの時期ならでは。
朝の柔らかな陽射しや、黄昏時の街灯がいっそう美しく感じられます。

ヨーロッパでは10月末から「冬時間」へと移り、日没がいちだんと早まります。
2月下旬頃までは夜が長く、家で過ごす時間が必然的に増える季節。

そんな「長い夜」をイタリアの人たちがどのように楽しみ、心豊かに暮らしているのか。
今回は、冬の街の風景と日々の暮らしの両面からご紹介します。


「夏時間(サマータイム)」と「冬時間(標準時)」とは?

ヨーロッパには、年に2回時計を調整する習慣があります。
3月の最終日曜からはじまる「夏時間(サマータイム)」に対し、10月の最終日曜から翌3月までは「冬時間(標準時)」へと切り替わります。

もともとは、第一次世界大戦中に太陽光を最大限に活用し、照明用の石炭やエネルギーを節約する目的で導入されました。
現在は、夏は夕方の明るい時間を長く楽しみ、冬は太陽の自然なリズムに合わせて1時間戻すというサイクルが定着しています。

この時間の切り替えに伴い、日本との向き合い方で注意したいのが「1時間の時差の変化」です。


時差の計算

夏の間は「マイナス7時間」ですが、冬は「マイナス8時間」へと広がります。
たとえば、日本が正午のとき、イタリアの夏時間は朝の5時、冬時間は朝の4時。
つまり、冬時間の間は、夏よりもさらに1時間、日本の方が先に進んでいることになります。
オンライン会議や日本の家族・友人へ連絡するときは、「冬時間の場合は、夏よりも時差が1時間広がる」ということを意識しておきましょう。

観光のスケジュール

お店の営業時間は大きく変わりませんが、日没が圧倒的に早まります。
11月を過ぎると午後5時前には暗くなるため、屋外の観光や写真撮影は午前中から早めの午後に済ませるのが、冬のヨーロッパを楽しむコツです。


冬時間の街の楽しみ方

それでは、冬の長い夜をイタリアの人々がどのように慈しみ、どう楽しんでいるのでしょうか。
ちょっと覗いてみましょう。

Passeggiata(パッセッジャータ)― お散歩文化

日が暮れると、トレヴィーゾをはじめとする北イタリアの街々は幻想的な光に包まれます。
Bassano del Grappa(バッサーノ・デル・グラッパ)の広場には、12月から1月6日にかけて、華やかなイルミネーションやクリスマスマーケットが登場します。

冬の夜でも、イタリアの人々にとって「散歩(パッセジャータ)」は欠かせません。
12月はプレゼント探し、1月に入れば冬のセールや新年の挨拶。
特別な用事がなくても「ちょっと歩こうか」と街へ繰り出します。

冷え込む夜の強い味方は、ヴィン・ブルレ(ホットワイン)やチョコラータ・カルダ(ホットチョコレート)。
これらで体をあたためながら、冬でもあえてテラス席で過ごすのがイタリア流です。

そこで友人とばったり会えば、そのままアペリティーボや食事へ。
予定を決めすぎず、その場の出会いや流れを楽しむおおらかさが、長い冬の夜をより豊かであたたかいものに変えてくれます。


ショーウインドーを眺める

私が冬のイタリアで特に心を惹かれるのは、暗闇に浮かび上がるお店のディスプレイを眺めて歩くひととき。
日没が早い冬は、仕事や家事を終えたあとに、ショーウィンドーが最も美しく輝く最高のタイミングで街歩きを楽しめます。

たとえば、クリスマスシーズンのディスプレイは、どの店も驚くほど趣向が凝らされています。
ただ商品を並べるだけでなく、まるで舞台の一幕のような物語性のある演出には、思わず足を止めて見入ってしまうほど。

照明の使い方や色の組み合わせ、小物の配置などは、自分の部屋を整えるインテリアのヒントにもなります。
たとえ買い物をしなくても、光り輝く街角を巡るだけで、沈みがちな冬の気分を華やかに引き上げてくれます。


カフェをゆっくり楽しむ

冬の長い夜をゆったりと過ごすために、カフェで過ごす時間はイタリアの人たちにとって欠かせない大切な習慣です。

広々とした空間に、個性の光るインパクトのある照明。
そんなイタリアのカフェでよく目にするのが、JIAS ONLINEでも人気の高い「Zafferano(ザッフェラーノ)」の充電式テーブルランプです。
※写真はJIAS ONLINEで販売している商品とは異なります。

コードレスで自由に配置できるこのランプは、テーブルごとに置かれ、心地よい暗さの中で手元を優しく照らし出します。
洗練されたデザインとあたたかな光が、冬のカフェタイムをいっそう豊かなものにしてくれます。

Zafferano | Pina Pro / Dark grey

商品詳細はこちら

Zafferano | Pina Pro / Sand

商品詳細はこちら

Zafferano | Pina Pro / White

商品詳細はこちら


家時間を楽しむ ― イタリアの冬の暮らし

家族との時間を何よりも優先するイタリアでは、残業で帰宅が遅くなる人は少なく、仕事が終わればすぐに家庭へと戻ります。
そんな彼らにとって、日没が早い冬時間は「家での心地よさ」を追求する大切な季節です。

暗く長い夜を、単に「暗い時間」として過ごすのではなく、いかにあたたかく、心を穏やかに整えるか。
イタリアの家庭で見かける4つの工夫をご紹介します。


家の外のイルミネーション

イタリアの家では、カーテンを開けたまま過ごす家庭が少なくありません。
寝るとき以外は外からの視線をあまり気にせず、むしろ「自分たちの暮らしを表現すること」を楽しんでいるかのようにも見えます。

そのため、冬の夜に街を歩けば、窓越しに美しい室内の様子が自然と目に飛び込んできます。
特にこの時期は、多くの家庭がバルコニーや窓辺にイルミネーションを飾り、家の中から溢れる生活の灯りと相まって、街全体をあたたかく包み込みます。

通り沿いの窓から漏れるやわらかな光や、趣向を凝らした飾りに、思わず「家の中はどんなに素敵な空間だろう」と想像が膨らみます。
外を歩く人ともそのぬくもりをわかち合うような、イタリア流の冬の景色です。


こだわりの室内照明

イタリアの家庭では、ひとつの大きな照明で部屋全体を照らすのではなく、複数のライトを組み合わせて「光の重なり」を作るのが一般的です。

たとえば我が家のリビングでも、天井のメイン照明3つに加え、4つの間接照明、合計7つのライトを配置しています。
食事や読書、あるいは映画を観るリラックスタイムなど、その時々のシーンにあわせて点ける場所や数を調整することで、同じ空間でも全く異なる表情に。

また、使われているライトは、電球色であたたかみのある色味です。
この少し黄色みがかった目にやさしいトーンが、冬の長い夜を穏やかな時間へと変えてくれます。

我が家のキッチンは北向きで光が入りにくいため、空間を明るく見せる工夫として壁をバターイエローに塗り替えました。
ペンダントランプは北欧ブランド「&Tradition(アンドトラディション)」のVP7(マスタード)、奥には「Fontana Arte(フォンタナアルテ)」の「Billia Mini(ビリアミニ)を配置。
キッチンは一日のなかでも長く過ごす場所だからこそ、効率だけでなく、眺めているだけで心がワクワクするような居心地のよさを大切にしています。


キャンドル

イタリアの人たちは、キャンドルが大好き。
それは単なる明かりとしてではなく、炎の揺らぎがもたらす安らぎや、一瞬で空間の雰囲気を変える力を大切にしているからです。
特別な日だけでなく、日常の何気ない夜にもキャンドルを灯す家庭は少なくありません。

私自身、友人の家へ招かれたときの手土産としてもよく選ぶ、お気に入りのギフトのひとつです。

そんな私の暮らしにも、キャンドルは欠かせません。
数ある愛用品のなかでも、中央にある「Diptyque(ディプティック)」のミモザのキャンドルは、20年も使い続けているほど大好きな香りです。


ブランケット

イタリアの住宅は、オイルヒーターによる全館暖房が主流です。
家中が一定のあたたかさに保たれますが、ソファで読書をしたり、椅子に座って作業をしたりと、じっとしているときには体感温度を微調整できるブランケットが欠かせません。

インテリアを大きく変えなくても、ファブリックの素材を冬仕様に切り替えるだけで、お部屋の印象はガラリと変わります。
イタリアの家庭では季節ごとに布類を掛け替える習慣が根付いており、冬になればウールやカシミヤといった、自然素材のぬくもりが空間に加わります。

見た目にもあたたかな質感を取り入れることは、長い冬の夜を心身ともに心地よく過ごすための、イタリアらしい知恵といえるでしょう。


おわりに

いかがでしたでしょうか。

日が暮れるのが早いこの季節だからこそ、光の陰影や心地よい香り、そして家族と過ごすひとときを慈しむ。
そんな暮らしの知恵が、イタリアの人たちの間には自然と根付いています。
長く静かな夜を「暗さ」として遠ざけるのではなく、心豊かに整えるための「贅沢な時間」として楽しむ姿勢は、私たちの日常にもヒントを与えてくれる気がします。

今回ご紹介した光の取り入れ方や冬のしつらえのなかに、みなさんの暮らしを彩るきっかけが何かひとつでもあれば幸いです。

どうぞ、あたたかくして穏やかな冬の夜をお過ごしください。

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