
寝室にはどんなカーテンが最適?上質な睡眠をサポートするカーテンの選び方
寝室は、日々の疲れをリセットするための大切な空間。
ぐっすり眠って、すっきり目覚めたいですよね。睡眠の質は寝室の環境によって大きく左右されます。
なかでもカーテン選びはとても大切です。
どんなカーテンを使用するかによって、寝室の環境はガラリと変わります。
今回は、寝室のカーテンの選び方について紹介していきます。
快適な睡眠のためにも、ぜひチェックしてみてくださいね。
快適な睡眠を叶える寝室カーテンの選び方
カーテンは、寝室の雰囲気を整えると同時に、快適な睡眠に欠かせないインテリアアイテムです。
もし、
「暑さや寒さで夜中に目が覚めてしまう」
「寝つきが悪い」
といったお悩みをお持ちであれば、寝室のカーテンを見直してみてはいかがでしょうか。
機能性や色にこだわって選ぶことで、より快適な寝室環境を整えることができます。
ここでは、寝室のカーテンを選ぶ際に意識したいポイントを2つご紹介します。
ポイント1 生活スタイルや寝室の悩みに応じてカーテンを選ぶ

普段、寝室ではどのように過ごしているでしょうか。気になることがあれば、その悩みを軽減してくれるカーテンを選んでみましょう。
・外からの光をしっかりと遮断したい方
夜間でも街灯や車のライトが気になる環境や、昼間に睡眠を取る必要がある方(夜勤の方など)は、遮光カーテンがおすすめです。
遮光カーテンの性能は「遮光1級〜3級」の3つのランクに分かれており、特に遮光1級はほとんど光を通しません。お部屋を真っ暗にできるので、昼夜問わずより深い睡眠をとることができます。
お部屋の温度も快適に保てる遮光カーテン「テキ温」もおすすめです。
また、昼間は程よく光を取り入れたいという方は、厚手のドレープカーテンの窓側にレースカーテンを組み合わせて設置するとよいでしょう。外からの視線を遮りつつ、適度な明るさを確保できる遮像レースカーテンや、家具・床の日焼けを防いでくれるUVカットレースカーテンだと安心です。
・朝の自然な明るさで目覚めたい方
朝の自然な明るさで目覚めたい方には、遮光機能が控えめなカーテンにしてみてはいかがでしょうか。
特に、生活リズムが崩れていると感じる方におすすめです。朝日を浴びることで体内時計が調整され、寝付きや寝起きも良くなり、健康的に過ごせるようになるとも言われています。
・睡眠時の暑さや寒さが気になる方
窓のある部屋は、思っているよりも外気の影響を受けます。夏は暑さの約70%が窓から入り込み、冬は暖気の約50%が窓から逃げてしまうと言われています。そのため、暑さや寒さで目覚めてしまうことも。遮熱や保温効果のあるカーテンなら、冬は暖かく、夏は涼しい快適な環境をキープできます。
遮熱と保温のどちらも叶えてくれるカーテンを選んだり、レースカーテンとドレープカーテンを組み合わせて使うことで、効果がさらに高まります。また、エアコンの冷暖房効率も良くなるため、環境に優しいだけでなく、節約にもつながります。
・外からの騒音が気になる方
外から聞こえる車の音や隣人の生活音など、睡眠の妨げになる騒音を軽減したい場合は、防音カーテンがおすすめです。
ただし、防音カーテンは種類が少なく、好みの生地を見つけることができないかもしれません。その場合は、厚手のドレープカーテンを使用するだけでも、ある程度の遮音効果が得られます。
・プライバシーを確保したい方
道路に面していて室内が見えるのではないかと気になっている方は、外から室内の様子が見えないように遮像レースカーテンや遮光カーテンを使用すると良いでしょう。お部屋の明かりをつけていても、外から中の様子が見えづらくなるので、安心して過ごすことができます。
ポイント2 カーテンの色やデザインから選ぶ
・寝室のカーテンの色
色には自律神経や代謝を活発にしたり、リラックスさせたりとさまざまな効果があります。そのため、色が与える効果を考慮しつつカーテンを選んでみるのも一法です。
・寒色系(ブルーやグリーン):リラックス効果を高める

ブルーやグリーンなどの寒色系は、心を落ち着かせる効果があり、ストレス軽減に役立ちます。
特に、入眠が難しい方や、不眠気味の方、心地よい静けさを重視する方におすすめです。
ミントグリーンやパステルブルーなどの柔らかい色味を選ぶと、落ち着いた空間になります。
・暖色系(ベージュやピンク):温かみを感じる

暖色系のカーテンは、優しい雰囲気や温かみを演出します。
柔らかな暖色系を選ぶと、リラックスしながらも居心地の良さを感じられるお部屋になります。
クリームベージュやピーチピンクは明るすぎず、安眠に適した落ち着きも兼ね備えています。
一方、赤や黄色、オレンジなどの明るく元気な色は注意が必要です。特に、ビビッドなトーンを選ぶと、神経が興奮し、寝付きが悪くなる可能性もあるので、やさしい色味を選ぶようにしましょう。
カーテンは、ベッドカバーや枕カバー、ラグなど、他のインテリアと色味を合わせることで、統一感がある落ち着いた印象に仕上がります。
・寝室のカーテンのデザイン

リラックス空間である寝室には、無地のカーテンを選ぶ方が多いようです。無地のカーテンは、どんなインテリアにも馴染みやすく、視覚的にもリラックス効果をもたらします。
やさしいアクセントを加えたい場合は、小花柄や幾何学模様のカーテンがおすすめ。また、ストライプ柄のカーテンはお部屋を広く感じさせる効果があり、人気のデザインです。
一方で、大柄のカーテンを選ぶと寝室が明るく華やかな空間になります。ただし、大柄は視覚的に強い印象を与えるため、他のインテリアとのバランスを考えて取り入れるようにしましょう。
もう一工夫で理想の寝室に!カーテンの機能と印象をアップさせるコツ
自分の悩みや好みに合ったカーテンが決まったら、せっかくならもっとステキな空間にしたいですよね。カーテンの取り付け方やサイズを少し工夫するだけで、カーテンの機能を最大限に引き出し、見た目の印象を良くすることができます。
1.カーテンのサイズは窓に対して大きめを選ぶ

カーテンのサイズは、窓の幅より左右20cm以上広めのもの、丈は床まで届くものを選ぶと、遮熱性や保温性がアップするだけでなく、隙間からの光漏れが軽減されます。
腰窓の場合は、下の隙間から光漏れしやすいため、丈の長いカーテンにして床まで垂らしてみるのもおすすめです。
2.二重カーテンにする

レースカーテンとドレープカーテンを併用することで、昼夜を問わず快適な環境を保てます。
日差しを遮り、光の調整や温度調整がしやすくなります。UVカットや遮熱・保温等の機能が付いたレースカーテンを使用すると、より高い効果が期待できます。
特に機能がついていないレースカーテンの場合も、二重にすることで空気の層ができ、遮熱や保温、遮光の効果はアップします。レースカーテンとドレープカーテンをセットでかけるようにしましょう。
3.カーテンの生地を2倍ヒダにする

ヒダとは、カーテンの上部にあるつまみ部分のことです。「2倍」「1.5倍」などの数字は、窓に対して使用している生地の量を意味します。
量販店などで販売されている既製カーテンの多くは1.3~1.5倍ヒダで縫製されているため、使用される生地が少なく、遮光性・断熱性ともに少し効果が弱まってしまいます。
同じ生地でも、たっぷり生地を使用した2倍ヒダでカーテンを作ると、使用する生地の量が多くなり、光を遮る分量が増えるので、遮光効果も高まります。また、たっぷりの生地でウェーブができると、厚地カーテンとレースカーテンの間に空気層が大きくでき、断熱効果も向上します。
4.裏地を後付けする

気に入った生地に遮光機能をつけたい場合や、保温性をアップさせたいという場合には、後付けで裏地を付けるのもおすすめです。
裏地を付けることで生地が2枚重ねになるため、遮光効果だけでなく、断熱性や保温性のアップも期待できます。
柄の入ったカーテンを使用している場合は、裏地が光を遮り、柄がきれいに見えるようになるというメリットもあります。
まとめ

いかがでしたか?
寝室のカーテンにこだわることは、質の良い睡眠につながる大切な一歩です。
自分の生活スタイルや、寝室をどのような雰囲気にしたいかを思い描きながら、今の寝室を少し振り返ってみましょう。気になるポイントがあれば、そこを改善することで、より快適な空間を作れるかもしれません。
自分で選ぶのは不安という方や、プロと相談しながら決めていきたいという場合には、お気軽にジアスへご相談ください。今回ご紹介した内容もふまえつつ、お客様にぴったりのスタイルをご提案いたします。