
カーテンとロールスクリーン、どっちを選ぶ?特徴を徹底比較!
新居へ引っ越しするとき、お部屋の模様替えをするときなど、窓装飾をどうするかは意外と悩ましいものですよね。
特に、カーテンとロールスクリーンは、どちらも窓を彩る人気の選択肢。
「どっちを選んだらいいの?」「それぞれどんな違いがあるの?」と疑問に感じる方も多いのではないでしょうか。
今回は、カーテンとロールスクリーンそれぞれの特徴を徹底解説します。
機能性、デザイン性、お手入れのしやすさなど、さまざまな角度から比較していくので、ぜひあなたのライフスタイルにぴったりの窓装飾を見つけてくださいね。
カーテンとロールスクリーンの特徴
窓装飾選びは、お部屋の印象を大きく左右する大切なポイント。
馴染み深い「カーテン」と、近年注目されている「ロールスクリーン」は、どちらも魅力的で迷ってしまいますよね。
はじめに、それぞれのアイテムが持つ特徴について見ていきましょう。
カーテン

カーテンは、多くの住宅で一般的に取り入れられている窓装飾です。
カーテンレールにカーテンフックを引っかけるだけで、取り付けは簡単。
開き方は、真ん中分けの両開き、左右どちらかに寄せる片開きの2パターンあります。
両開きと片開きの違いについては、こちらのコラムで詳しくご紹介しています。
ロールスクリーン

ロールスクリーンは、1枚の生地をくるくると巻き上げて開閉する、シンプルな窓装飾です。
操作方法は、「プルコード式」と「チェーン式」の2つ。

「プルコード式」:スクリーンの下部についている短いコードを引いて操作します。
コードを軽く引くとスクリーンが自動で巻き上がるので、操作も簡単。
「チェーン式」:スクリーンのサイドに垂れ下がっているチェーンを引いて操作します。
スクリーンの大きさや重さに関わらず、軽い力で操作できるのが特徴。
そのほか、天窓に設置するタイプや電動式などがあり、さまざまなシーンで使われます。
ロールスクリーンの写真に関する出典:トーソー株式会社|WEBカタログ|ロールスクリーン
4つの視点から徹底比較!
カーテンとロールスクリーン、それぞれの特徴について紹介しましたが、やっぱり気になるのは、
「結局、どっちが自分の暮らしに合っているの?」という点ではないでしょうか。
ここからは、機能性、デザイン性、価格、メンテナンス性という4つの視点から、徹底的に比較していきます。
それぞれの項目で、どちらがどのような点で優れているのか、具体的なポイントを見ていきましょう。
【機能性】遮光性や、断熱性が優れているのは?
快適な暮らしに欠かせないのが、「遮光性」や「断熱性」。
遮光性は、質の高い睡眠の確保や家具・床の日焼け防止になります。
断熱性は、室内の気温を安定させる効果があるため、省エネにも役立ちます。
快適さと経済性の両面から見ても、これらの機能は、窓装飾を選ぶ上で重要な機能と言えるでしょう。
遮光性が高いのはカーテン

遮光性において優位なのは、カーテンです。
その最大の理由は、窓を覆う面積の広さと、生地の多様性にあります。
カーテンは、窓枠よりも大きめに設置し、両サイドや上下に余裕を持たせることで、窓全体を隙間なく覆うことができます。
さらに、二重構造の「裏地付きカーテン」や、光を通さない「遮光カーテン」など、高い遮光性能を持つ生地が豊富に取り揃えられています。
断熱性が高いのはカーテン
断熱性においても、カーテンが優れています。
特に、生地と生地の間に空気層を持つ「裏地付きカーテン」や、特殊な繊維を織り込んだ「遮熱カーテン」は、高い断熱効果を発揮します。

ジアスでは、断熱効果を高めた遮光カーテンシリーズをご用意しています。
「テキ温」は、通常の遮光カーテンと比べて、外気の影響を受けにくく、熱がこもりにくいのが特徴。
生地表面の温度変化が穏やかで、心地よい室温に保つことができます。
また、カーテン特有のヒダは、見た目が美しいだけではありません。
ヒダの凹凸が空気の層を多く含み、さらに断熱効果を高める役割を果たします。
そのほかにもうれしい機能がついているのはカーテン

カーテンには、暮らしを豊かにするさまざまな機能があります。
たとえば、窓から差し込む紫外線をカットするUVカット機能は、家具の日焼けや肌への影響を軽減します。
日中に外から室内が見えにくくなるミラー機能や遮像機能、自宅で手軽に洗濯できるウォッシャブル機能、美しいヒダを保つ形態安定加工など。
デザイン性と実用性を兼ね備えた選択肢も豊富に揃っているのが、カーテンの魅力です。
【デザイン性】お部屋の雰囲気を決める!デザインが豊富なのは?
お部屋の雰囲気を決める上で、最も重要といえるのがデザイン性です。
窓装飾ひとつで印象が大きく変わるといっても過言ではありません。
デザイン面ではどちらのアイテムが優れているのか、見ていきましょう。
デザインが豊富なのは、圧倒的にカーテン

デザインにおいて、圧倒的な選択肢と表現力を持つのは、カーテンです。
無地はもちろん、大胆な柄物までよりどりみどり。
ナチュラルなリネン生地や、光沢のあるサテン生地、重厚感のあるベルベット生地など、質感も多種多様です。
シンプル好きにはロールスクリーン

「余計なものを置きたくない」「すっきりとした空間で暮らしたい」と考えるシンプル志向の方には、断然ロールスクリーンがおすすめです。
ロールスクリーンはカーテンのようにヒダが無く、フラットな面が窓を覆うため、お部屋をすっきりと見せる効果があります。
【価格】気になる初期費用やランニングコストは?

デザインや機能性と同じくらい気になるのが「価格」ではないでしょうか。
初期費用はもちろん、長く使うことを考えれば、その後のメンテナンスにかかるランニングコストも把握しておきたいですよね。
初期費用が抑えられるのはロールスクリーン
初期費用という点で比較すると、ロールスクリーンのほうが費用を抑えられる傾向にあります。
カーテンは窓の幅に対して1.5〜2倍の生地を使ってヒダを作るため、多くの生地が必要になります。
また、ドレープカーテンとレースカーテンを揃えるとなると、その分さらに生地の使用量が増え、コストも上昇。
一方ロールスクリーンは、窓の幅に合わせて1枚の生地を使うため、材料費が抑えられます。
ランニングコストを抑えられるのはカーテン
長く使うことを考えると、ランニングコストという点ではカーテンが有利です。
カーテンは、フックが破損したり、裾がほつれたりした場合でも、自分で修理することが可能です。
また、生地が傷んだ場合でも、カーテンレールはそのままで生地だけを交換することができるのもうれしいポイント。
部分的な修繕で長く使い続けることができ、全体を買い換えるよりもコストが抑えられます。
ロールスクリーンのメカ部分は、主にプラスチックで作られているため、長期間使用すると、劣化や紫外線によるダメージで破損する恐れがあります。
巻き上げ部分に不具合が生じると、ロールスクリーンの開閉ができません。
メカの内部構造が複雑なため、修理を依頼するとカーテン以上にコストがかかる場合があります。
【メンテナンス性】長く愛用したい!お手入れがしやすいのは?

窓周りのアイテムは長く使うものだからこそ、日頃のお手入れのしやすさ、つまりメンテナンス性も重要なポイントです。
取り外しがしやすいのはカーテン
カーテンは、カーテンレールに吊るされたフックからサッと取り外すことができます。
特別な工具や専門的な知識は一切不要。
大掃除の際や、模様替えで一時的に外したいときなども、この手軽さが大きなメリットとなります。
洗濯がしやすいのはカーテン
多くのカーテンには「ウォッシャブル機能」が備わっており、自宅の洗濯機で丸洗いできます。
洗った後も、そのままレールに戻して吊るしておけば乾くため、乾燥の手間が省けるのもうれしいポイントです。
ロールスクリーンの場合、生地の取り外しや取り付けが難しく、正しい手順で取り付けを行わないと巻きずれなどの不具合が生じる恐れも。
頻繁に洗濯をするのは手間がかかり、負担が大きいといえます。
カーテンのお手入れ方法については、こちらのコラムで詳しくご紹介しています。
ここまで、カーテンとロールスクリーンの特徴をさまざまな視点から比較してきました。
機能性やデザイン、お手入れのしやすさでいうと、やはりカーテンが優位と感じた方も多いのではないでしょうか。
しかし、窓周りのアイテム選びは、単純な優劣だけでは決まりません。
あなたのライフスタイルや、お部屋に求める雰囲気によって、より良い選択は異なります。
ここからは、カーテンとロールクリーンそれぞれが特にどんな方におすすめなのか、ご紹介します。
ライフスタイル別|カーテンがおすすめなのはこんな人
もしあなたが以下の項目にひとつでも当てはまるなら、カーテンがあなたの理想の暮らしを叶えるパートナーになってくれますよ。
1. 機能性を重視したい!遮光や断熱で快適空間を求める方

「寝室を真っ暗にしたい」「冷暖房効果を高めたい」など、機能性を重視するなら、カーテンが最適です。
遮光性の高い生地で窓全体を覆い、光漏れを防ぐことで、日中の強い日差しはもちろん、街灯や車のライトなど夜間の光漏れも徹底的にシャットアウト。
ぐっすり眠れる環境を確保しやすくなります。
また、厚手の生地や裏地付きのものは高い断熱性を発揮し、室内の温度変化を緩やかにしてくれます。
夏は涼しく冬は暖かい快適な室温を保ち、光熱費の節約にも貢献します。
2. デザインや色にこだわりたい!豊富な選択肢から選びたい方

「お部屋の雰囲気に合わせて細部までこだわりたい」「模様替えを楽しみたい」とデザイン性を重視するなら、断然カーテン!
色柄や素材のバリエーションが非常に豊富で、どんなインテリアテイストにもマッチします。
カーテン特有の柔らかなドレープ(ヒダ)は窓辺に立体感と温かみを与え、空間全体が豊かに。
カーテンを束ねる「タッセル」で個性を加えたり、季節や気分で別のカーテンに掛け替えたりと、デザインの楽しさを存分に味わえるでしょう。
タッセルの種類や特徴については、こちらのコラムで詳しくご紹介しています。
3. こまめにお手入れしたい!清潔さを保ちたい方

「お部屋を清潔に保ちたい」「アレルギー対策として洗濯したい」とメンテナンス性を重視するなら、カーテンが最適です。
多くのカーテンには「ウォッシャブル機能」が付いており、自宅での丸洗いもラクラク。
ホコリや花粉などを定期的に洗い流せば、清潔な状態を保てます。
クリーニング費用も抑えられ、衛生面を気にする方にぴったりの選択肢です。
4. ソファも一緒に!トータルコーディネートを楽しみたい方

「お部屋全体の統一感を重視したい」「ソファや他のインテリアと合わせてコーディネートを楽しみたい」と、トータルコーディネートにこだわりたい方には、カーテンがおすすめです。
豊富な生地の中から、ソファ・クッションと色味や素材を合わせることで、空間全体に一体感を生み出せます。
特に、カーテンと同じ生地でクッションカバーを縫製すれば、既製品にはない統一感を出すことができます。
ジアスでは、カーテンだけでなく、オリジナルのソファも取り扱っています。
窓辺だけでなく、リビング全体の雰囲気をまとめてデザインできるため、理想の空間作りをスムーズに実現できますよ。
ライフスタイル別|ロールスクリーンがおすすめなのはこんな人
一方のロールスクリーンについても見ていきましょう。
「やっぱりすっきりとした窓辺にしたい」「よりシンプルな選択肢も見ておきたい」と感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
もしあなたが以下の項目にひとつでも当てはまるなら、ロールスクリーンが理想の空間作りのヒントになるかもしれませんよ。
1. 窓周りをすっきり見せたい!ミニマリスト志向の方

「余計な装飾は不要」「洗練されたミニマルな空間で暮らしたい」とシンプルな美しさを追求する方には、ロールスクリーンがぴったりです。
ロールスクリーンは1枚の生地を巻き上げて開閉するため、カーテンのようなヒダがなく、窓辺に余分なボリュームを与えません。
窓枠内にすっきりと収まるデザインは、壁と一体化したような洗練された印象を与え、お部屋全体を広々と見せる効果があります。
無駄をそぎ落としたミニマルな空間や、モダンテイストのインテリアにも自然と溶け込み、洗練された雰囲気を演出してくれるでしょう。
2. 限られたスペースを有効活用したい!小窓や間仕切りに

「家具の配置で窓周りが狭い」「部屋の間仕切りとしても使いたい」とスペースの有効活用を考えている方にも、ロールスクリーンは非常に役立ちます。
カーテンのように生地がたまるスペースが無いため、窓際に家具を置く場合でも邪魔になりません。
特に、キッチンの小窓や書斎の細長い窓など、限られたスペースに最適です。
また、窓だけでなく、オープンな空間の間仕切りとして使ったり、クローゼットや収納棚の目隠しとして活用したりすることも。
コンパクトに巻き上がる特性を活かし、空間をフレキシブルに使いこなしたい方にとって、ロールスクリーンはひとつの選択肢となるでしょう。
3. 手の届かない場所に設置したい!チェーンで操作したい方に

「高窓や吹き抜けの窓に設置したい」「立ったままスムーズに開閉したい」と操作性を重視している方には、ロールスクリーンが便利です。
操作方法のひとつである「チェーン式」は、サイドに垂れ下がったチェーンを引くことで生地を上下に開閉します。
これにより、高い位置にある窓でも脚立などを使わずに、安全かつ簡単に開閉が可能。
特に、吹き抜けや階段の踊り場など、日常的に手が届きにくい場所の窓に設置すると、その操作性の良さを実感できるでしょう。
まとめ
カーテンとロールスクリーンは、どちらも窓を彩る魅力的な選択肢ですが、それぞれ異なる特徴とメリットを持っています。
あなたのライフスタイルや理想の暮らしを具体的にイメージすることで、どちらのアイテムがよりフィットするのかが見えてくるはず。
ぜひこのコラムを参考に、あなたにとって最高の窓装飾を見つけてくださいね。
ジアスでは、豊富なカーテン生地に加え、オリジナルのソファも取り扱っております。
窓辺からリビング全体まで一貫したトータルコーディネートを提案いたしますので、ぜひ足をお運びください。